個人事業主の確定申告準備のため、忙しい日々が続いています。
携帯電話料金の仕訳について注意したい点を話したいと思います。
携帯電話の料金が銀行口座引落になっている場合、通帳には、
年月日 | 記号 | お支払金額 | お預り金額 | 差引残高(円) |
---|---|---|---|---|
03-11-30 | TW | *30,252 | ドコモケイタイ | *555,555 |
のような感じで記帳されます。
その通帳を見ながら仕訳すると、
となります。
借方 | 貸方 | 摘要 | ||
---|---|---|---|---|
通信費 | 30,252 | 普通預金 | 30,252 | 携帯電話10月分 |
しかし、携帯会社の請求書の内訳を確認すると、決済サービス代金等という項目が記載されている場合があります。
ドコモの場合、d払いなどがそれに該当します。
例えば、コンビニで買い物をしてd払いで1万円分の決済を行った場合、正しく仕訳するには、以下のように携帯電話・決済サービス分と区別する必要があります。
借方 | 貸方 | 摘要 | ||
---|---|---|---|---|
通信費 | 20,252 | 普通預金 | 30,252 | 携帯電話10月分 |
事業主貸 | 10,000 | d払い10月分 |
となります。
法人の場合も同様で、役員や従業員などに社用スマートフォンを支給している場合、決済サービスなどを利用していないか明細で確認する必要があります。
※2022/03/24追記。
※2023/05/09 仕訳のデザインおよび一部文章を変更。